2011. 10. 15  
さてW杯準々決勝、他の3試合の感想だが、今日はもう準決勝が始まってしまうので、簡単にしておこう。

まずフランスイングランド戦、これは昨日書いたWAL―IRE戦とほぼ同じ展開。やはり1位通過のENGが受けて立ち、鈍い動きの甘いタックルで終始。それに引き換え、意図して北半球との戦いに回ってきた2位通過のFRAは、100%の力を出し続けている内に元気が出てきて、前半30分までのポゼッション
(ボールの所有)がFRA63%-37%ENGと圧倒、FRAは
2トライを含めた16-0の前半で、ほぼ勝負あり。
その後、ENGはPG、DGの不調もあり、自陣からでも攻めなければならなくなって猛反撃を仕掛けるが、雑なアタックが続き、
2トライを取るに止まり、DG追加したFRAに追いつかず、FRA19-12ENGで終了。
なお、両軍の2トライは両方の甘いディフェン、或いは多フェイズのアウトナンバーによるもので、「うまい!」とか「素晴らしいトライ!」というものではなかった。ENGの敗戦の要因は、調子者
FRAを最初に勢いづかせてしまった、鈍い出足のディフェンスと、雑な攻撃をせざるを得ないシチュエーションに追い込まれたことと考えられる。

次はオーストラリア南アフリカ戦、これは両軍ミスの多い攻撃に終始し、特にテリトリーNSA76%-24%AUS、ポゼッションNSA56%ー44%AUS、また5フェイズ以上の攻撃がNSA15回と、NSAが終始圧倒的に攻めていながら、トライを取ることが出来ず、AUS唯一のトライが、前半10分に、NSAが自陣ゴール前から攻めてミスしたのを拾ってトライしたもので、結局AUS11-9NSAで終了。これも2位が1位を破った。そして、ゲームが終わった時は、まさに両軍ヘトヘト、見た限り壮絶な戦いだが、「拙い攻撃どおしの凡戦」と言うか、「NSAの猛攻を147のタックルをしたAUSディフェンス勝利というか」、私はどちらかと言うと、「酷い凡ゲーム」に見える。

いずれにせよ、今迄述べた3戦は、拮抗したチームどおしでは、トライとれない。敵ゴール前に行っても、モール、複数人押し込みでとれず、小フェイズでの取り切り策もなく、結局、横一線多フェイズの攻撃しかなくて、延々と「格闘技」が続き、結局ミスで終わることになる。
本当にこの状態でよいのか?これでは、「15人制ラグビー・ユニオンラグビー」は飽きられないのか?疑問に思われるのである。

最後のニュージーランドアルゼンチン戦は、NZLが「真綿で首を絞めるがごとく」時間をかけて、実力通り、確実に点差を広げていく方策で、勝ち抜けた。

さて、結局準決勝は、ウェールズ―フランス、ニュージーランド―オーストラリアとなった。私の勝ってほしいのはウェールズニュージーランド、この決勝戦なら、少しは面白い戦いが見れるような気がするが、如何

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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