2011. 10. 18  
ワールドカップも愈々準決勝、まずウェールズフランス戦、
ここまでの勢いは、若さWALの方が、しかしこの「若さ」は「諸刃の刃」、W杯準決勝という大舞台では、逆目に出てしまった感がある。

すなわち開始早々から、予想通りWAL攻勢、前半15分までのテリトリーはWAL76%-FRA24%と圧倒、ペナルティも入れて3―0でリード、しかし、このゲームのターニングポイントは15分、WAL23歳抜けるも、捕まってからのつなぎのパスが片手できついパス、⑬たまらずノッコン、これがきっちり渡っておれば10-0で勝負あった的なものであった。「片手若さ故の投げやりプレーか?」
またその直後の17分に、事件が起こった。即ち、FRAボールの
ラインアウト後方でボールを受けたプレーヤーに、WAL23歳キャップテン・ウォ―バートンが足を持ち上げる危険なタックルをしてしまい、「レッドカードの一発退場」この後、63分間14人で戦わねばならなくなり、スクラムではWALのFW921kg―850kgFRAの重量差の優位も消え、ラインアウトにも悪影響が出て、これで勝負ありであった。
しかし、その後もWALの頑張りはものすごく、後半45分SOを大ベテランに変えたところからうまくゲームマネージメント、58分トライを決め、難しいゴールが入れば逆転のところで入らず74分ハーフラインからのPGもあと数十センチ届かず、そして78分からロスタイムを入れた83分まで26フェイズにわたる攻撃を仕掛けたが、27フェイズ目にノッコン、本当に勝てるゲームを落とした。これが「勝負」というものであり、トーナメント戦では、勝たないと次に進めず、意味がないということなのである。

ここで、私が現場戻ってからこれまでの11年間アドバイスして来た60を越えるチーム皆さん方、なぜ私が「勝つこと」
ゲームマネージメント」「アシカコ:片手になるな、など基本事項」「プレースキックや、タッチ際へのキック精度
何処からトライを取りに行くか、その地域を何メートルとまで細かく言う」そして「負けてる時の最後の総反撃」逆に「勝ってる時の最後の勝ち切り策」などに徹底拘り続け、その方策基本技、具体的練習方法までを、なぜひつこくアドバイスし続けたのか?
このW杯準決勝のゲームに、その全部のシチュエーションが出てきているわけであり、それに対する対処法を、全て事前にプレーヤーに落とし込むことを、なぜ推奨し続けていたかの理由を、おわかり頂けたでしょうか。
また、アドバイスを聞いたことがない人は、たとえば、一昨年の
「大学選手権の決勝」で、帝京大が東海大に対し、なぜモールに拘って攻め続けたか?昨年度の早稲田との決勝では、終盤「ボールの保有」をやり続けたかを、思い起こしてもらえば、今回のWALが最後にやるべき総反撃、逆にFRAがやるべきディフェンスにつき、私がどのようなことを推奨していたかがわかる筈。思い当たることがあるでしょうか、如何かな?

さて話を戻して、WALの若いキャップテンが危険な タックルで退場し、勝敗に大きく影響したのは彼の「気負いすぎに」あったとも思われるが、最近のチームに、この若い人をキャップテンを選ぶ傾向がある。本当にそれが良いのだろうか?キャップテンは「スキッパー」とも呼ばれ、「公海上に出た船の船長」であり、自分自身が「法」であり、「法を守る一番人格高潔な人間でなければならない」また、ゲーム中にチームをまとめ、その結果に全責任を追わねばならない。そういう意味では、若い人には少々荷が重すぎるのではないか?
またタックルは、低い姿勢で前へ出る正しいタックルをしてさえ
いれば、危険なタックルにはなり得ない。危険なタックルの反則を取られるということは、プレーヤーとして「大いなる」と心得ねばならないと考えるが、如何?


<DVD貸出に関して:深江さん、貴方がコメント欄の記事の中でアドレスを書いてくれないと、私にはわからないので、今一度、㊙コメントで、アドレス書いて下さい>

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Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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