2011. 11. 14  
新しい読者に、ブログ開始時の記事を、再度紹介しています。
今回は「201020日:ワイドアタックの是か非か?」
です。


前回の図で理解願ったと思うが、、、文章で書くと、、、
第3章「本当にワイドアッタックだけで良いのか?」を記載しよう。

3、本当にワイドアタックだけで良いのか?

もうひとつ、日本のラグビーの発達を阻害していると思われるものがある。最近はどのチームもワイドアタック流行だが、ひとつのバリエーションとしてやるのは良いが、これ一辺倒如何なものか?欠点をあげると、、、

長い距離を素早く、正確に到達させるパスの習得が不可欠だが、日本人は手が小さく、腕の力も弱いので、この習得には
多大な時間を要し、非効率である。また、スピードの遅い、山なりのパスでは、まさにパスアンドタックル、インターセプトを狙われる
格好の目標となる。

②長いパスでは、受ける地点がほぼ一点に限られるため、ボールが空中にある間に変化をして、ディフェンスの内側、外側で取ることなどが難しく、またそういう二人以上で行うスキルを磨く機会が失われる

③ワイドにポジショニングすると、パスをしたものがサポートし
難く、現在横行している「ワンプレーすると終わり」という風潮を更に助長し、孤立をつくる。

④広いスペースを攻めるようにみえるが、ディフェンス側もそれを予知できるので、対応は比較的にやさしい。逆に、外側に大きなスペースを残しておいて、そこに向かって多彩な攻めをする方が、ディフェンスしにくいのでは?などワイドアタックは攻める人数で凌駕した時にしか、メリットがないのでは?
しかし、余っている場合でも、遠くにいる分ラストパスを失敗することが多く、何のためのワイドかということがある。

そして、一番問題なのは、②、③の欠点で、ジャパンでさえも、パシフィックネイションズ、ワールドカップを通じて、ワイドアタックではディフェンスを抜き去ることが出来ず、孤立しては手を出し
結局片手ではボールをプレーすることができず、ラックにするしかなくて、ディフェンスに準備させる時間を与え、結局ライン攻撃ではワントライもできなかったのでは?

そして更に不思議であったのが、世界のラグビーをみても、ワイドポジション、スクリューパス一辺倒なのは、ジャパンだけで、他のチームは、状況に応じて素早いストレートパスを使い、
トライを取ったほとんどが、キャリアーに対し、しっかりサポートし、接点でボールを動かしたものであった。

世界のラグビーを取り入れて、なぜこのような日本のラグビーになってしまったのか? やはり持ってくる時の日本人に合わせるフィルターのかけ方が違うのではないだろうか?

また、 国内でも、 いろいろなチームが、 自分にあったスタイルでチーム作りをし、違った戦略、戦術で戦ってこそ、お互いに切磋琢磨することができるのであって、すべてのチームが同じことをやっていては、進歩が覚束ないのではないか。

関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
現代アタックラインの変?
NEW Topics
㊿:ラグビージャパンの足跡
㊾:ラグビージャパンの足跡
サンウルブズ最終戦に勝利
南ア戦、2015年に訂正
「昨今のラグビー論議?」
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR