2011. 12. 09  
現代の若者には、「勝負」の何たるか?また、その要素の一つである「駆け引き」とは何か?などを、落とし込むのに、大変な難しさを覚える。

特に「駆け引き」については、これも、現代の生活環境変化にも関係あるのか、よく考える必要がある。
もともと駆け引きとは、敵に攻め込む時の馬で駆ける、退却する時の馬の手綱を引き退いた、ことから来ているように、戦場での隊の進退のタイミングをはかる意味であったようだが、私は、
ラグビーでの作戦上言葉としては、これをもっと広い意味
使っている。
たとえば、ある戦術を考える際には、必ず「表と裏」を考える、敵の陣営を崩す時には「布石を打つ」など、いろいろな作戦を遂行する上での「あらゆる方策」を含めて言っているので、もう少し整理しないと、若干落とし込みが難しいのかもしれない。

もう一つの現代の若者環境から言うと、現代を生きていくのに、そんなに「駆け引き」をしなくても生きていける、また駆け引きをする相手が違ってきている、なんにせよ、その必要性が低下し、それに慣れていないということが考えられる。
たとえば、若者の最大の駆け引きである「恋のかけひき」(押してばかりでもダメだし、引きすぎてもダメという、 かなり高度な
テクニックが必要)というものも、最近は草食系の男子ばかりが増えて、実践しない?
また、ゲームの類も、昔の「囲碁、将棋、麻雀」などと違って、
「ゲーム機、コンピューターとの対戦」で、「人間介在しない」
故に、生身の人間と対するように、「裏の裏を考える」など思いもよらないし、出来ない?(今の子は善人ばかり?)
要するに、勝負をする時、駆け引きをする時の「頭の構造さえ、変わってきている?」のである。
人間は体験したことが基本で、物事を考える。「スポーツする時は、それに専念しろ、勉強や女は、歳とってからでも出来る」とばかり言っていられないのかもしれない。(当然、今の子はそんなことを守ってはいないが、、、
だから、このような若者に、どうすれば「勝負感」「駆け引きの面白さ」を感じさせ、落とし込んで行くか?大きな課題である。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ(キャップ対象が少なかった)

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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