2012. 01. 16  
新しい読者に、ブログ開始時の記事を、再度紹介しています。
この「日本のラグビーを考える」シリーズは、大変重要なので、連続して載せましょう。
今回は201028日:「」をどう創る?、であります。


それでは、「日本のラグビーを考える」の第3章です。

3、勝つためには、何を考えるべきなのか?

「ラグビーは全身全霊を使ってやるスポーツ」、だから「身体連動するスポーツ」、 ならば、「勝つぞ」「勝てるぞ」という「心」をまず創らねば、勝利はおぼつかないのでは?

」はどうしてつくれるのか?
大きな要素としては、その時の敵との対戦の中で予想される、
攻守のシチュエーションに対して、準備が出来れば、安心して
ゲームに臨めるのでは?

しかし、この時チーム目標を「どの大会で、 どのレベルに到達する」と明確にしなければ、何を準備しなければならないか決められないし、プレーヤーに努力を強いる根拠にならない。
だが、目標は「その年度、目一杯努力しても到達し得ない目標」を定めても、「挫折感」を味わうだけであり、そのチームの陣容で、そして、その練習環境から考えて、6ケ月努力すれば到達し
得る目標にして、年度毎にしっかり「達成感」を満喫して、次年度さらに上の目標にできるようなステップバイステップ複数年計画にしなければ、継続的に強くならない。
このあたりまでは、どこのチームも出来ているだろうが、それだけではまだまだ足りない

」というのは、「準備出来た」だけでは、ゲームの最初から即発揮できるとは限らないのではないか?
例えば「敵はこんなことをやってくるから、その対策のディフェンスは準備した」だけでは、敵の攻撃の様子をみてディフェンスするという、受動的なことに陥いらないか?
それだけでなく、敵をどう追い込むかという能動的なディフェンス戦術をゲームの最初に実行し、敵に「このチームのディフェンスはきついな-」と思わせる。こちらは「これでいけるぞ」と思える、
すなわち「主導権」を取るアタッキングディフェンスも出来るようにするなど、こちらから、どのように「心の主導権」を取り続けるかの「ゲーム運び方」も必要ではないか?

また、アタックでも、どこか空いてるところを攻めようと言っていたら、なかなかそうはならない。「敵のディフェンスをどこに集めて、スペースつくり、そこを攻めよう」とか、「敵のディフェンスの壁を、いかに突き破るか、仕掛けを考えよう」など、こちらから敵のディフェンスを動かして攻め、「確信を持ってトライを取りきれる、能動的な戦術」を徹底的に練習して、「これでいける」という「心の主導権」を持ってやる
必要があるのでは?
   
また、ラグビーはボールの回転のごとく、ゲーム中不測のことが起きて逆境になることもある。その時、どのようにして「心の主導権」を取り戻すのか?の方策も準備したいものである。

すなわち、「心」というものを「そうなってしまう気持ち」じゃなく
そうできるという確信となるように、創っていく」、
ゲームを創っていく中で、心をも創っていく」という観点が、
必要ではないか?

次回は、いよいよ最終章、「どのようにプレーヤーに徹底するのか?」について述べよう。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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