2012. 02. 06  
3日の「実際アドバイス」は、だいぶん古いところもあるので、最新版的には、どのようなところに留意しているかも含め、補足しておこう。

7.Attackについては、自分達がいる位置=グランドの中での位置=に応じ、攻撃の方法を変えることを推奨しているが、どのチームも、一番モヤッとしているのが「中盤」の戦い方。

そこで、留意したいのは、「敵を明確想定せよ」ということ。
孫子の兵法」にあるとおり、「を知り、を知れば、百戦危うからず」である。
すなわち、具体的な当面の敵と、コンタクトフィットネス、ランフィットネス、セットプレー、テンポ、キック力などを的確に比較し、敵を相手に「何が出来るか」をきっちり想定することから始めるべきである。

そして「きっちり出来ると想定する」とは、自チームのプレーヤー自体が、想定敵に対して、「その戦術を、完璧に実行可能と思える」ということではなかろうか?
ラグビーは「身体連動するスポーツ」この「イケル、ヤレル」と思えることを重要視したいもの。

また、もう一つは、この「イケル」を、実際何メートルからイケルのか?に拘って練習することである。そうでないと、なんとなく、ある戦術で攻撃を仕掛けても、トライに届かないということになる。
この辺の想定が、甘いと敵陣で攻めているのだけど、攻めあぐねてターンオーバーされたり、ミスをしてしまったりして逆襲され、「7点取れたところが7点とられ差し引き14点差」をやらかしてしまうことになる。

そして、どちらが多くのミスをして負けるかという「面白くないラグビー」が多く行なわれるという情けないことになり、ラグビーの人気が低下するという「負のスパイラルに陥っていく」ことになるのではなかろうか?

3日の考え方は、そのチームと想定敵との彼我の実力差を考慮に入れた一例であるが、このように自チームが明確な意図を持ち、プレーヤーがそれを共有し、そして意図通りゲームを創っていき、それを完遂して、予定の勝利を勝ち取る。これこそが「スポーツの醍醐味」ではなかろうか?

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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