2012. 02. 09  
新しい読者に、ブログ開始時の記事を、再度紹介しています。
今回は2010日:「実際のアドバイス最終章」です。


「実際のアドバイス」最終章を、載せよう

11.プレースキックの練習

a.「ボール持ってこい」⇒GILBERTマークのボール+Kick
 Teeが用意される。

b.「プレースキック練習は、チームとしても入念にさせよ」
「プレースキックが良いと、それだけで、試合に出れるかも
 と思わせよ」

c.ロケット方式を推奨
 ・Kick Teeを2個重ね、一つは斜めにして、ボールを前向き
 斜めにする。(Teeは高めになる方がよい)
 ・「誰か蹴ってみよ」、S君蹴る。「どこ蹴った」「自分は
 一番下の尻を蹴る」
 ・横井コーチ
 「もう少し上を狙え。上からGILBERTとすると、Rの字あたり
 を蹴ってみよ」
 「下を蹴りすぎると力が伝わらない、ここら辺をを蹴ると、
 一番正確で、曲がらない球が飛ぶようになるはずだ」
 「足のフォローをまっすぐに、上目を蹴ってみよ」
 ・「Kick Teeが合わねば、Teeを削ったりして、ボールがうまく
 立つようにすればよい」

12.ボックスキック
 縦回転させるキックがある。パンチ力のある人向きのキック
 だが、正確性を求めるキックとして推奨する。
(ペナルティキックを正確に蹴りだす時とか、ダイレクトにタッチへ
 出せない時に、低く蹴りだして、転がってタッチに出る・正確な
 キックとして使えるとのこと)

16時6分 「今日は,これ位にしよう。」

13.横井コーチの締めくくりの言葉

a.「だいぶイメージが膨らんで、いけそうな気がしてきたか」

b.「是非こういう、格闘技だけじゃない、仕掛けて、パパッと抜い
 て、トライをする、本来のボールゲームをやってほしい」

c.「身体がなくても、頭で勝つ」
  「小よく大を倒す、日本オリジナルの魅力あるラグビー
 をやろう」


d.「8年前に現場に戻ってラグビーの指導をすることに喜びを感
 じている」
 「今回皆さんに指導の機会を貰い、心からお礼を言いたい。
  長い時間、付き合ってくれてありがとう」

最後に「実際のアドバイスを、記録願った方」の感想を、載せておこう。なお、この記録は、テープに取ったわけでなくて、
全て速記でなされたもので、感心することしきりであり、
感謝、感謝である。


「記録係の感想」
 
①横井コーチは、普段から「どうしたら、ラグビーの試合で勝てる
 のか」「勝つために、どういう練習をしたらよいか」を
 常に、考え続けている人だと感じた。
 ⇒横井コーチは「自分が経験した事を顧み、それを振り返って
 その中からどうしたらよいか、を考え出す」と話しておられた。
 ⇒身体だけでなく「頭を使って」ラグビーをしようとされている。
 ⇒ミーハー風に、記録ノートを差し出し「サインをして下さい」
 と、頼んだところ、「全日本、12番、横井章」
 とサインをされた。
 全日本の12番であったことに強い誇りを持って
 いることを感じた。
 
 ⇒??校も強くなるためには、現役諸君、特に最上級生が、
 儀礼的に 「??が目標」とか、スローガン的に言うよりも
 本当に心の底から、「強くなるんだ」との、強く持続する
 「志」を実際に創って、実行し続けることこそが、出発点だ
 と思われてきた。

②局面、局面で、敵と味方の実質人数で、味方の数を多く
 すれば優位に立ち、勝つことができる、との基本的な考え
 方と思われた。


③「思いきって前へ出る」ことが、勝利への一番の近道
 であると言う。
 ⇒攻撃であっても防御であっても、前へ出ることを強調される
 ⇒敵側をオフサイドの位置にすれば、実質的に動ける人数を
 少なくすることが出来る、などと考えられる。

④自分達がいるグランドの中の位置に応じ、作戦を変えるとの
 考え方である。

⑤練習は、段階的に、合理的に行なおうとしている。基礎作り
 から応用へ。

⑥練習は「練習の為の練習」でなく
 「ゲーム(試合)のための練習」である。

⑦前へ出れる形、ゲインラインを大幅に切るための攻撃の型を、
 いくつかに決め、繰り返し練習して、試合でミスなく確実に
 使えるようにする
 =意図や狙いを持った練習を強調されていた。

⑧味方同士で声を出し合い、常に、お互いのコミュニケーションを
 取ることの大事さを、強調されていた。
「15人が一体となったラグビー」を強調される。

(記録係、井場 2008年4月1日記)


現在の追伸:これで、「実際のアドバイス」も終りである。
これだけのことをするのに10数時間・3日間くらいかかる。
さて、先々週末は西に、先週末は関東、今週末は明日から
九州と、こういったアドバイスを続けているのであり、忙しく
させて貰っているわけである。



関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
過去記事:(34)
NEW Topics
㊻:ラグビージャパンの足跡
㊺:ラグビージャパンの足跡
さらに、コメントあり
㊙コメントあり
㊹:ラグビージャパンの足跡
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR