2012. 03. 01  
昨日、コメント欄への投稿で「否定的なことが多い、、、」とかの話があったが、確かに今の若者には「褒めて育てなければいけない」という面があるので、けなしてばかりではイカンが、私が、このブログを読んで貰いたいと思っているのは、「ラグビーの指導者」である。この人たちには、若者に絶対妥協して貰いたくないし、ラグビーの是々非々をしっかり認識して欲しいものだから、厳しいことも言っているのである。また、「昔話をして、、、」とかについては、物事には原理原則、変わらぬ真理というものがあり、それは昔も今も変わりようがない、そういうことについては昔のことも引用して説明する方が分かり易いこともあるので、
そうすることもあるということである。
さらに、「日本人のことを見下している?」なんて、どこにも書いていない。逆に「日本人しか緻密なラグビーは出来ない」と書いている。ただ、その特徴が「練習の欧米化」で薄れつつあるのを
危惧しており、日本独自の練習方法を考案すべきと、言っているのである。

さて、27日に書いた「考えないで出来てしまう練習」に対し、私が自分でやった練習を思い起こすと、「カットイン:まず斜めに走ってまっすぐに立て直す(顔と身体は走る方向にむけて)」
カットアウト:まずまっすぐにつり、次に真横に走り、またまっすぐに立て直す(顔と身体は前に向いたまま、横に走る時は足を交叉させて真横に走る)」を何度も繰り返して、グランドを斜めに使いきって、走る練習をしたのである。
そうすると確かに「今まっすぐに走っている、今横に引っ張っている」と自分で感じられるのであり、足をどう運んでいるかが実感出来るのであった。
そして、これが出来るようになったら、次は「ボールを両手で持ってやる」その次は、「しかるべき所でボールを放って自分で取りに行く」そして今度は「相棒を呼んで来て、ゴールポストをディフェンスに見立てて、二人で同じ動きをやり、それが出来たら、ボールを持ってきて、パスも出来るようにする」さらに、その次には
ディフェンスつけて、抜きあいをする」などと、ステップバイステップで、確実にスキル積み上げて行ったものである。

だから、この練習の前半は、まさに一人で考え、一人で個人
練習の時にやり、後半の複数人でやるものも、仲間とポジションごとのフリー練習時などに、自分達でシチュエーションを考えて、やっていたのである。

ここで重要なのは、「自分がなぜそう走らねばならないか?理由(わけ)を知っていることであり、それを自分の身体で感じながらすることで
あり、そして、その走るスキルをある程度出来るまで、自分の走り方を確立することである」
そしてそれが出来てから、味方と協力する作業へ入って行くと
いうステップを、きっちり踏んで行くという事ではないだろうか?
自分が基本の動きが出来ない段階で、連携プレーをしようと
すれば、出来ている仲間の足を引っ張る形で、出来なくなって
しまい、結局仲間に迷惑をかけることになる。

以上、今の指導者は、上記のことを、「今のプレーヤーが、自分で考えて、実行できるようにする」には、どうすればよいか?と
考えなければいけないのである。このようなことを理解させ、その環境を整え、時間をつくり出し、そしてプレーヤーにやる気を出させるようにして、実行させなければならないのである。
それ程、今の指導者というのは大変なのである。しかし、それが完遂出来た時の喜びは、何事にも代えがたいものであり、その喜びを目指して、頑張れ指導者!!


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自信を持って指導できす
私、神奈川ラグビースクール選抜の選手を平日の放課後に個人指導しておる者です
横井先輩のラグビーに対する理論、倫理感は私を大変勇気付けてくれます
未来の日本ラグビー界を背負うやも知れぬ。至らずとも礎となりうる、肉体的にも、精神的にも発展途上なる早春を謳歌する彼らに
正しいラグビーを教えているのか?
自問自答を繰り返す日常でした
そんな時 横井先輩のブログに触れる邂逅に恵まれ、自信を持つ事が出来ました
関東のラグビースクールの指導員は総じて、ラグビーがなんたるか、自己犠牲、信頼、約束、結束、団結を知りません
長文になりますし、ボランティアで頑張っている指導員の悪口を言っても仕方ありません
兎に角、ブログ 楽しみにしています
末尾になりますが
横井先輩の益々の御健勝を祈念致しまして一旦締めます。
Re: 自信を持って指導できす
ラグビー馬鹿さん、大変でしょうが、お互い頑張りましょう。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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