2012. 03. 06  
コーチ、トレーナーの間で、お互いに悪影響与える練習とは、 例えば、下半身を鍛えるため、昔よくラグビーコーチが課していた「うさぎ跳び」や「アヒル歩き」は、 トレーナーからみて良いのかどうか?(確か成長期の若者には悪影響を与えるとの話を聞いたように思うが、今は見直されているのかな?)

また、前にも書いたが、私はタックル出来る肩づくりとして、肩をある程度は堅いものに当って鍛えるべきだと言ったが、高校生の低学年では「肩鎖関節を壊す」とトレーナーに怒られ、それならば、初めはペットボトルに水を入れたもので叩けばと言ったら、それでも、関節が痛いというものが居て、「程度を考えてやれよ」と言い直す始末であった。
以後、こちらが必要とする身体機能の鍛え方を、必ずトレーナーとよく話をして、今の若者でもやらせて大丈夫かを確認してから、勧めるようにしている。

逆に、トレーナーがやっているのをみて、これは直してもらわないと「悪い癖がつく練習」だなと、思ったりするのは、アジリティを鍛えるとして、ショートステップをやるのは良いのだが、そのあと
スタートダッシュの形をやらせる場合に、1メートルも行かない
内に、身体が立ってしまっているのを、何も指摘しないで、そのままやらせている。これは、たとえば、セットディフェンスの出足の練習とも併用するならば、3~5メートルは、低い姿勢のまま走らせて欲しいのである。

或いは、コンタクトフィットネスを鍛えるものとして、ボールを持ってダミーに当たる練習などをさせているが、高い姿勢片手で持っているのを見過ごされると、「悪い癖がつくやんけ」となるのである。

また、少しは「お遊び」の要素も取り入れないとプレーヤーに不評をかうのか、何か身体を鍛えるムーブを5人~10人のチームで競わせたりする。
しかしこれは、あとの4~9人は休んでいるわけだから非効率であり、また、トレーナーから聞いたことがある「脈拍が120以上あがったところで練習しないと、その練習は積みあがらない」というのと、矛盾している。ラグビー的に言えば、「遅いテンポゲーム」にもつながってしまう。

さらに留意すべきは、日本人と外人との練習の捉え方、或いはそれによる練習への態度、集中力の違いによる「外国輸入練習の効果判定」である。
たとえば、「広い視野を養う」などの意味で行なわれる?「ラグビーボールでやるハンドボール的ゲーム」や、「キックだけのパスゲーム」などが、外人はオールラウンドプレーヤーの育成と考え、それなりに理解して真剣にやるが、日本人がやると、「遊び」になって仕舞い、軽いボール扱いで悪影響のある練習、或いはラグビーゲームと関連させないので無駄な練習、になり、効果が期待されないものになっていないか?

以上、このたぐいのことが多々あるので、両者がよく連携して、こういう不具合を出来る限りなくして欲しいものである。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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