2012. 03. 07  
最後に、トレーナーとコーチが、それぞれの立場で協力すべきと思うのは「ゲーム前のアップ」である。
最近はトレーナーの居るチームは、アップをトレーナーに任せてしまうところが多いが、ホントにそれで良いのだろうか?
ちょっと前までは、「グリッド」「合わせ」「ダミーを使ったタックル練習」「気合い入れ」が定番であり、前にも書いたように、私が見ても、相当に準備が出来たように思えるのだが、ゲームが始まると動きが鈍かったり、また涙を流している者もある程の、あの気合い入れは、ただの「パフォーマンス」だったのかと、思わざるを
得ないような「ゲームの初っ端に、気のないディフェンスをして、
トライされてしまう状況」などが、多いのである。

そこで私は、いろいろと考えて、トレーナーとコーチに提案した
ものである。まず広い場所が確保出来るなら「グリッド」はやめ、「キックダッシュ」と「ストレートラン」、そして「FW、BK分かれての合わせ」と「コンビネーション」そして、「その日のゲームで、キャップテンが一番重要と思うものの
練習・例えばタックルと思うならダミーじゃなく、生でタックル練習しておく」
などの後、「真に気持ちを入れた声かけ」という具合である。

しかしこれでも、まだうまく行かない。よく見てると、最後にタックル練習の後、また更衣室に帰ったりして、ゲーム開始までにだいぶん時間が空く、そうかそれでまた戻ってしまうのか?と、、、
そこで、再度グランドに入った時に、みんなで「腿上げ、ショートステップなど、身体を早く動かせ」を加えた。さらに、順番も変えて、初めにアップ代わりに「合わせ」と「コンビネーション」をやり、その後に「早く動くもの、コンタクト系のものなどを、それも
ゲームシチュエーションに近い形で、やれば、、、」
などに進化させ、さらに「キックの蹴る受ける」なども、場所があるならやるべきだ、などとまで言っている。

これは、「日本人は農耕民族で、ちゃんと段取りをしておかないと、実力を発揮出来ないものである」という考え方であり、狩猟民族で「瞬間湯沸かし器」になれる
欧米人とは違うアップをすべきであるという、考え方である。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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