2012.
03.
20
さて前置きが長かったが、私の推奨策「4トップドン詰めDF」を、Mさんへの回答にもなるように、詳しく説明しよう。なお、今様のDFと少々違うので、何故そうするのかも含めて、書いていこう。
まず、なぜ「4トップ」か?セットスクラムから「バッチンタックル」いける敵をSHからの2~3パス目と仮定すると、敵が普通に回してくれば、それは2CTBとなる筈。敵が「飛ばしパス」、或いは「裏通し」をしてきても、4人が揃ってDFに出ていれば、4人目でバッチンタックルがいける筈、ということから「4トップ」を推奨。
但し2CTBでタックルいけるためには、SOと1CTBが前へ出ていることが必須。そして、グランドのどの位置のDFでも、4トップDFを推奨する。(敵が自陣からの抜け出しで、キックを使ってくることを予測して、ウィングが下がって3トップにする考え方もあるが、昨今自陣からでも回してくるチームが多いので敢えて4トップのままで対応し、蹴られたら一方向に戻れる利点もあり、それで敢えてキックを誘うという駆け引きにも使える?)
「立つ位置」は、敵の外肩は如何?(本当は、昨今の敵が斜めにしか走れないATでは、さらに外でもよいのだが、初めは慣れないだろうから、とりあえず外肩。あとは敵チームの状況、自分達の習熟状況により調整のこと。なぜ外肩かは、次の出足とも関連?)
出だしの姿勢は、スタンディングスタートだが、後ろからジャージの裾を引っ張られているのに反発するような低い姿勢で出る。
足の位置は、効き足を10~15㎝前に出し、その前に出した効き足をまず10~15㎝動かすことからスタートして、あとはバタ足で早くトップスピードになるように「真っ直ぐ」走る。
なぜ「真っ直ぐか」と言うと、敵は5m以上下がっており、こちらも5m下がった位置からスタート、スクラムの長さを7mとすれば
17m以上離れていることになる。だから、まずは敵との間合い(敵との距離)を詰めることが重要(ある一定以下の4~5mの
間合いになれば走力の差はなくなり、絶対タックル出来るので)そのためには、直線距離が短い「真っ直ぐ」に走る。また「ATの走り方でも言ったように、真っ直ぐに走れば、左右への変化が
180度出来る」からである。
なぜ「外肩」かと言うと、上記のように最初の3~5mは、「間合い」を詰めるため何も考えないで真っ直ぐ走るわけだから、その時点で敵とのコースの違いでずれていると拙いので、通常敵のコースを少々斜めに走ると想定して「外肩」と言っている。敵ATがもっと流れるのであれば、もっと外でもよいということ。そして
お互い5m走ったところの7mの間合いの時には、正面或いは
内肩になっている筈、そこから内側を抑えて、あとは外一方向に間合いを詰め、5m以下の間合いでタックルポイントを予想、そこからまたトップスピードでタックルにいけばよいということ。
ここまでの「練習方法および練習環境のつくり方」を言うと、まずBKだけで4トップ(SO、1CTB、2CTB、Wの4人)が揃ってあがり、タックルバックに入る練習をする。その際、低い姿勢を持続させるため、たとえば怪我人二人に「ゴム紐を張らせて」その下をくぐらせる。(ゴム紐を両手で持たせれば、くぐらせるべき巾も広く出来る)
次に、FW第3列を呼んで来て、スクラムの位置から、BK4トップの出た後のバッキングアップのコースをとらせ、横からタックルバックに入る練習をさせる。(この際、FWはBKが従来より前へ出る分、コースを前に出す修正をすること)
以上、何故こういうディフェンスを推奨するかについては、明日以降に説明するが、指導者の皆さんも、考えておいて下さい。
まず、なぜ「4トップ」か?セットスクラムから「バッチンタックル」いける敵をSHからの2~3パス目と仮定すると、敵が普通に回してくれば、それは2CTBとなる筈。敵が「飛ばしパス」、或いは「裏通し」をしてきても、4人が揃ってDFに出ていれば、4人目でバッチンタックルがいける筈、ということから「4トップ」を推奨。
但し2CTBでタックルいけるためには、SOと1CTBが前へ出ていることが必須。そして、グランドのどの位置のDFでも、4トップDFを推奨する。(敵が自陣からの抜け出しで、キックを使ってくることを予測して、ウィングが下がって3トップにする考え方もあるが、昨今自陣からでも回してくるチームが多いので敢えて4トップのままで対応し、蹴られたら一方向に戻れる利点もあり、それで敢えてキックを誘うという駆け引きにも使える?)
「立つ位置」は、敵の外肩は如何?(本当は、昨今の敵が斜めにしか走れないATでは、さらに外でもよいのだが、初めは慣れないだろうから、とりあえず外肩。あとは敵チームの状況、自分達の習熟状況により調整のこと。なぜ外肩かは、次の出足とも関連?)
出だしの姿勢は、スタンディングスタートだが、後ろからジャージの裾を引っ張られているのに反発するような低い姿勢で出る。
足の位置は、効き足を10~15㎝前に出し、その前に出した効き足をまず10~15㎝動かすことからスタートして、あとはバタ足で早くトップスピードになるように「真っ直ぐ」走る。
なぜ「真っ直ぐか」と言うと、敵は5m以上下がっており、こちらも5m下がった位置からスタート、スクラムの長さを7mとすれば
17m以上離れていることになる。だから、まずは敵との間合い(敵との距離)を詰めることが重要(ある一定以下の4~5mの
間合いになれば走力の差はなくなり、絶対タックル出来るので)そのためには、直線距離が短い「真っ直ぐ」に走る。また「ATの走り方でも言ったように、真っ直ぐに走れば、左右への変化が
180度出来る」からである。
なぜ「外肩」かと言うと、上記のように最初の3~5mは、「間合い」を詰めるため何も考えないで真っ直ぐ走るわけだから、その時点で敵とのコースの違いでずれていると拙いので、通常敵のコースを少々斜めに走ると想定して「外肩」と言っている。敵ATがもっと流れるのであれば、もっと外でもよいということ。そして
お互い5m走ったところの7mの間合いの時には、正面或いは
内肩になっている筈、そこから内側を抑えて、あとは外一方向に間合いを詰め、5m以下の間合いでタックルポイントを予想、そこからまたトップスピードでタックルにいけばよいということ。
ここまでの「練習方法および練習環境のつくり方」を言うと、まずBKだけで4トップ(SO、1CTB、2CTB、Wの4人)が揃ってあがり、タックルバックに入る練習をする。その際、低い姿勢を持続させるため、たとえば怪我人二人に「ゴム紐を張らせて」その下をくぐらせる。(ゴム紐を両手で持たせれば、くぐらせるべき巾も広く出来る)
次に、FW第3列を呼んで来て、スクラムの位置から、BK4トップの出た後のバッキングアップのコースをとらせ、横からタックルバックに入る練習をさせる。(この際、FWはBKが従来より前へ出る分、コースを前に出す修正をすること)
以上、何故こういうディフェンスを推奨するかについては、明日以降に説明するが、指導者の皆さんも、考えておいて下さい。
- 関連記事
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- ⑤:DFの質問に答えて、、、 (2012/03/21)
- ④:DFの質問に答えて、、、 (2012/03/20)
- ③:DFの質問に答えて、、、 (2012/03/19)
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