2012. 03. 22  
次に、Mさんの質問にもある「エキストラマンへの対応」について、私の「原則的な推奨策」を述べてみよう。
しかし、この方策は「自チームの習熟度、敵との走力の差、或いはスクラムの強弱での出足への影響問題」などいろいろな面で、チームとして出来るかどうかの判断を「何時どのように
決断するか」を勘案する必要があり、留意のこと。
(要するに、出来ないことをやろうとしてはいけない。ある期間、役割分担をかえたり、メンバーをかえたりの工夫をしてやってみて、見極めること)
ただし、前日も言ったように「DF能力伸ばすということからは、一定期間以上は、辛抱強く練習して貰いたいもの」である。

なお、その前に、AT側のスタンダードなサインである「クロス」に関するDF対応では、今様の考え方である「チェンジ」と違って、
クロスをしようと外へ行く者を対面DFがトコトン前に出て追いクロスに入り内側に来る者はバッキングアップのFW狙う、元のクロスする対面ディフェンサーはひとつ外側の次のAT者に向かう」ことで練習すること、また昨今の「裏通し」についても、前に出ることを徹底するために「前のデコイ」は捨ててFW任せBK裏のAT者に行くことで、練習することを推奨する。

さてエキストラマンであるが、基本BKマークマーク、そしてエキストラマンがSOの直近内側、直近外側に入ってくる場合はフランカー、AT・1CTBの直近内側、直近外側に入ってくる場合は№8が行く。エキストラマンが離れて、通常のライン間隔で入ってくる場合には、外側のBKがひとつづつ内側に詰め、大外で余ってくるものにはFBが上がり、BWが下がる。「クロスカラ」「裏通し」の形で入ってくるのに対しては、上記のとおり。

要するに、このように「役割分担」をきっちり決めれば、前に出ることに「不安」はなくなり、徹底して前に出れる、その状態で「今迄と違った風景」が見えてくる筈であり、DFが面白くなってくる筈である。そして、そこでよしんば抜かれても、「抜かれたところが明確」になり、全体として「前でディフェンスのが出来ているので、他の者がカバーしやすく、従来より前の地点で止められる」筈である。

さらに、二次以降については、DF4人以上なら、原則一人余りまでは「ドン詰め」で行き(すなわちDF4人―AT5人5-66-7など)、二人余りは、アップドリフト4-65-7など)
なおニュートラルに一人置き、バッキングアップに使えたら、よりベターである。そして、逆にDFの人数多くなったところで、ドン詰めでターンオーバーを狙うなどでは如何?
また、二次以降でも「前へ出る力を伸ばす」ためには、敢えて
内側に揃えて出る練習じゃなく、練習方法としては「BKは内側の
ピラーを待つことなくアップし、ピラーがそのギャップが出来ないよう前に出る練習」を推奨する。

最後に、言い忘れていたが、この「ドン詰めDF」のタックルは「低い姿勢からの肩でのタックル」であり、これがまず出来るように、肩を鍛え、タックルを磨くことを必ずやること。それなしでは、このディフェンスは出来ない。

さて、明日から来週半ば、また来週末もアドバイス行脚が続くので、しばらくブログの「お休み」が続くかもしれません。このような、具体的な質問を、またコメントしておいて下さい。よろしく

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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