2012. 03. 29  
またもや、長らくお待たせしました。O大のYさんから「キック
使い方」につき、 質問が来ていました。このように、 具体的
質問を頂くと返答し易く、同じ疑問を持っている方も多いと思うので、ブログ上で回答して行きたいと思います。今後も、このような質問あればドンドンとコメント欄に入れてもらえば、私の推奨策が共有出来ますよ、、、

<O大学ラグビー部の主将・Yさん: いつも見させていただいております。 先日、横井さんが編集された、シャローDF、接近
アタックのDVDを見させていただきました。大変参考になるものばかりでした。ありがとうございました。私たち、O大学ラグビー部は、T地域Aリーグに所属しており、そこで優勝し、大学選手権T地域予選でも優勝することを目指して、日々練習しております。チーム作りとしましては、横井さんのブログを参考にさせていただいております。0FFシーズンには肩づくりや押されないスクラム(FW)、2対2、3対3での抜きあい(BK)の練習を中心に行ってきました。 そして、チームの芯はシャローDF、立体的な少ないフェーズでの接近ATとすることを決め、練習しております。
そこで質問なのですが、攻めのキックについて伺いたいです。
ハイパントは攻めのキックには入らないのですか?攻めのキックについて、詳しくお話を聞きたいです

私が現場に戻った際に、昨今のATの退化対策のひとつとして
前にパス出来る・キックの効率的な使い方」について考え、推奨して来た。最近のラグビーでも、「どこからでもAT」が流行しているようだが、DFの進歩にATが追いつかず、昨年のワールドカップでも、勝つためには結局DFを固め、キックも効率よく使う
チームが、結果を出していた。故に、15人全員をパスのうまい人間にしなければならない「パス攻撃」より、少ないキッカーとキャッチャーを鍛えてやれる「キック戦法」の方が、はるかに手っとり早い対応策であり、キックの有効な使い方は、大変重要な課題であると言える。

まずは、御質問の「ハイパント」ですが、これの効率的な使い方については、キックの精度が大きな要素となっており、この精度がよいとチャンスになるが、精度が悪いと、例えばSOで蹴ると
20m以上蹴らないと10mサークルオフサイドになってしまうし、それより長く飛ばすと、きっちり競れるところでないかぎり、敵が捕ってからタックルを行かねばならず、最悪、空中に居る間の敵にタックルすればシンビンにもなりかねないし、これをターンオーバーするのは非常に難しいなど、ピンチになってしまうことが多い「もろ刃の刃(もろばのやいば)」的なものになり易いので、留意する必要がある。

そこで、私が推奨する「ハイパント」は、第一次ATでSHの位置の者が、敵陣10mライン~自陣10mライン間のポイントから敵陣10mライン~22mラインの間に落とすハイパンである。
この範囲に、滞空時間4~5秒のキックを蹴れたならば、まさに
競り」にもいけて、また捕った者に激しいタックルをいけることにもなろうと思われる。故に、ゲームの最初に、このようなキックを蹴って、きっちりタックルをして、敵に「来よるなー」と思わせ、
心の主導権」をとれることにもなるのではないか。

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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