2012. 04. 04  
前日までに、「キック戦術」について書いたが、こういう「キック」を正確に出来るようにするには、どのような練習が必要だろうか?
日本では、従来キックのパンチ力不足を補うために、ボールに
回転を与えて蹴る「スクリューキック」が多く行なわれていたが、横回転のかけ損ない、或いは、足の方向が引っかけ気味になるため、正確性については、今ひとつのところがあった。
最近はボールも軽く、よく飛ぶところから、パンチを効かせたボックスキック方式が、正確でなお且つボールにキッカーが意図する方向に転がるように縦回転を与えやすいものとして、広く行なわれている。そして、ボールをどの向きで足の上に落とすかによって蹴る方向に向けさせるかを、よく研究すること。

なお、キック力のは、腹筋背筋であり、これにより大きな足の振りを得て、そして身体の左右へのひねりも加味して足を真っ直ぐに振り上げることが、フォロースル―として、より方向性
確実にする。故に、このキックに必要な筋肉鍛錬に、まず取り組む必要がある。小さい時にサッカーをしておくのは、この鍛錬に有用で、また広い視野を得るためにも重要なことである。

更に、キックの基本的なスキルとしては、プレースキックも含め、いずれのキックの時もボールの蹴る位置を最後まで見ている
ことが大切で、蹴る際に飛ぶ方向を見てしまって、足がうまく
ボールにヒットしていないという失敗は、なくしたいものである。

また、二人でキックの蹴り合いをする場合、多くは構えて待っているところへ蹴っている者が多く、それが待ち構えている敵に対し
どストライク」のキックを蹴ってしまう「悪い癖」につながる。
キックは、やはりタッチやタッチから5mの点線などを狙って蹴り、受ける方も動いて取りに行くポジションからノーバウンドで受けるように、練習したいものである。

さらに、チームとしては、キック中心に攻め合う「キックゲーム」をアップの時にやるなど、頭を使える間に、どの位置に居て、どう追いかけるかなど、自分で状況判断をする癖付けが必要であり、また、 このキックゲームにより、自分のポジションごとに必要な
キックが明確になるので、あとは個人練習に落し込めることに
なるのではないか?     

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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