2012. 04. 20  
昨日の続きで、谷村君の次のテーマにつき書いてみよう。

2、スクラムの密着度の問題

谷村:近鉄の小笠原さんが、北上にお見えになった時(ワールドの監督になる前)、「8人で組むためには、ロックはPRのケツから一瞬でも離れたらあかん。スクラムの組んだ瞬間、PRのケツとロックの肩が離れる。また肩の位置を変えたり、姿勢を変えることで力が伝わっていない。ロックのバインドは、PRの腹の下に腕をいれ、ジャジーをバインドし、肘の位置が下にくるのではなく、腕を反して腕全体をPRに密着させ、力を抜くな」と指導されていました。
私はFL当時、ロックの背にバインドせず、ロックの腕がPRから
離れないよう、PRの股間に一緒にいれロックの肘をバインドしていました。(今のルールOK?)とにかく、8人になって支えなければならなかったスクラムでしたから、組む前からの固いバインドがポイントでした。

横井注:これについては、私の専門でないので軽々には言えませんが、体格、体力で圧倒される敵とのスクラムでは、外人が
やっているスクラム(昨年のワールドカップでスクラムを真上から撮影した場面がよく見られたが、それを見る度に、ジャパンは
あの組み方ではバラバラになるのではと感じたが、、、)とは、
ちょっと違ったスクラム、すなわち「敵におされないスクラム」を組む必要があると思う。ゆえに、「おされないためには→固まる→各人のバインドを確実にする」ということだったのではないか?
小さい者は、独自の考え方でやるべしでしょう。

3、タックルについて

横井さんはスクラムマシンでをつくり、私はタックルマシンで肩と首をつくりました。タックルの重要ポイントは、前に出てタックルへ入る際のえぐいスピードではないでしょうか、相手が力を出す前、スピードが出る前、考える前、ボールを捕った瞬間などに、
しっかりと肩であたり、バインドして倒し、すぐボールの行方を追うことでしょう。
最近のタックル練習を見ていると、タックルバックが軽かったり、ダミーが小さく、更に腕だけで掴んでいるだけで、指先まで力が伝わっていないように見受けられます。私は「指力」と呼んでいますが、指の先で肉まで掴み、千切るようにタックルするバインドが欲しいです。 更に、片腕だけでで相手をバインドでき、もう片方はボールに絡む、弾かせるなどボールコントロールさせないことも必要です。
また三菱時代に(NHK教育のときだった?かも)。相手のステップに対し鋭角に飛び込めと、指導を受けました。前向きに出ているスピードが、横向きになるとダウンするのでスピードを殺さず、上目使いで鋭く・・・との練習です。練習の時も、ガチンコで磨きをかけるのがよいと考えますし、 横井さんが推奨の「一人目は下に、二人目は上に」も、最近は浸透して来て、よく見かけられるようになりましたね。

横井注:さすが名タックラー「指力」のくだりは、迫力がありますねー。さらに、彼の凄かったのは、タックルポイントへ鋭角(敵を仰向けに倒す方向)に行くところ、、、現代では、そのようなタックルがほとんど見られないから、谷村がタックルに行った映像確認したいと思う彼の気持ちも頷ける(私がオールブラックスジュニア戦のタックル映像を、いま見たいなーと思うように、、、)

指導者の皆さん、この辺のことも参考にして下さい。イヤー、久しぶりに愉快なひとときであった。

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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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