2012. 05. 08  
さて、三つ目の問題は「トップリーグでやっているから、、、自チームも同じムーブをやりたい」「ソニー・ビル・ウィリアムスが胸でボールを捕っているから、、、真似をしようとする」ということが本当に良いのか、ということである。

要するに、あらゆる情報がとれる現代、だからそれを参考にするのは良い
ことである、但し、自チームに、あるいは自分に、そのことを取り入れる時は、自チームおよび自分の「身体、身体の構造、身体能力、練習環境、などをよく考慮の上、咀嚼して取り入れること」が重要である。

例えば、トップリーグのラグビーについては、私のブログ記事でも、いろいろ示唆しているつもりである。
2010.7.23.「なぜミスが多いのか」(日本のラグビーを考えるⅢ)
2011.3. 1.「危惧」
2011.5.16.「関西ラグビー祭」
の記事で書いているように、「素材のプレーヤーが違い、練習環境などあらゆる環境違うチームのやることを、そのまま真似をするということは、どういう結果をもたらすのか?」をしっかり考えるべきである。

また、骨格身体能力が違うオールブラックス選手(彼らは突っ立って走れる骨格を持っており、上半身が強く、腕力も強いという基本能力がある)がやるプレースタイルを、日本人大学生真似をしようとしても、出来るわけがないと思うのが、普通ではないか?
それより、 日本人はどのようなDNA(日本人は前傾姿勢で走る骨格を有し、鍛えれば下半身が強く、器用に敏捷に動くことができる)を受け継いでおり、その特徴生かしたプレースタイルを目指すべきである、というように考えるべきではないか。

先日来、なでしこジャパンの中心選手を多く有する、アイナック神戸が、
細かいパスをつないで攻撃する日本のスタイルに対し、最近外国チームが自分のゴール前をゾーンディフェンスで固めて対応してきて、なかなか得点できなくなって来た課題」について、なんとか打開策はないものかと思案の挙句、いま世界一のクラブチーム「バルセロナ」に、そして通常は戦術はもちろん、練習も公開しないバルセロナ(どのレベルでも、また男子も女子も統一した戦略、戦術を採用しているため)に頼み込んで、現地に乗り込み、女子チーム(スペインは大変レベルが高いのに、女子のワールドカップには参加していない)と合同練習をさせてもらい、「外側だけで回すパス攻撃に加え、サイド広げてディフェンスのゾーンを拡散させ、その中に走りこんで攻撃チャンスをつくる」というヒントを得て、帰ってきて成果を上げている。しかし、これも細かくパスを回せるという「基本形」が出来ていたからやれることであったことを、考えておかねばならない。また、本当はこれくらいのことは、日本人独自でも考え出して欲しいいものだとは感じる話であるが、ヒントを得て真似をするだけでも、それ相応努力必要であるという一例である。

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Re: もしよろしければ
横井です。未分類(659)を分類することは、私にはできません。「月別アーカイブ」で、最初の一か月半位が、一応まとまっていますので、そこを参考にしてください。よろしく、、、
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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