2012. 05. 30  
前日に続き、「練習考え方」の各項の詳細につき、述べて行こう。

自チームの環境で出来る「チーム戦術練習」をまずやり、その中で「各自の役割、練習すべきスキル」を自分で考えられるようにする

たとえば、「キックゲームのやり方」のところで説明したように、自チームが
やる「キック戦術」を、15人で、限りなくゲームシチュエーションに近いかたちの「キックゲーム」で行えば、各ポジションのプレーヤーは、どういうキックが出来ないといけないか?また、どのようなキックを捕らねばならないか?がわかる筈である。
またチームとして「の追い方」「まず前に出るBK、次に前に出るFW、残るFW、残るBKの4層を形成する」「サポートは菱形で、、、」「カウンターアタックのラインつくり方」とかの「基本型」をまずやらせ、「その基本型のどこに自分入るべきなのか?」或いは「その基本型を、状況によりどう変えるか?そして自分はどこへ行くべきか?」は各人に考えさせて経験を積ませるわけである。

同様にして、たとえば「効率的なDF・前へ出る一次DF戦術をやる」ために、ゲームシチュエーションでやらせると、BKはまず出足を鍛えなければならぬ(私の推奨は利き足を10~15cm前に出し、その利き足を10~15cm動かすスタートをする)、そしてその速さの中で左右への対応能力を高めタックルポイントに刺さるタックルを練習すること、FWは従来より前へ出たコースをとって、バッキングアップする練習が必要となること、がわかる筈であり、その個人スキルの向上策は自分で考えさせる。

また、たとえば「効率的なAT・前へ出てボールを細かくつなぐ戦術を遂行する」ために、「各プレーヤーは、どのように立ってプレーするのか?はたまたスピーディなラックにするため前進を目指した低い姿勢で突っ切るのか?」
また「その時のボディコントロール、ボールコントロールをどのようにして可能とするか?」などを、考えさせるのである。

このように、チーム練習の中で「自分がやるべきことを自分で考え、自分で鍛えようとする」そこにこそ、チーム戦術を深く理解し、遂行しようとするチーム雰囲気醸成されるのではなかろうか?


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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