2010. 10. 03  
9月29日の「難しい質問に、答えを考えて下さい」という問いかけに、回答をくれた人もありました。折角なので、参考までに、ここに転載します。この人もよくコメントしてくれる人「乳牛」さんです。

<先日は答えにくい質問 《横井注:これは乳牛氏自身が先に質問したオールブラックスジュニア戦のこと》 で失礼いたしました。少々自分でも調べてみましたが、決して体格的・スキル的には勝っているとはいえず、互角にするためのテクニックや理論があったようですね。展開理論がフォワードの負担を減らすことにも寄与したと思います。

上記の件 《横井注:非合理な練習の質問に対する乳牛氏の回答?》 ですが、あまり理論とか非理論とかに拘る必要はないんじゃないでしょうか。理論と経験は相反するものではなく、補完しあっていると考えて良いと思います。上記の例において、非合理な部分というのはメンタル面であることに着目します。メンタル面に着目したコーチング論は、米国の経営学やスポーツ心理学で展開されているようで、だいたい「主役にさせる」ことによって能動的にすることに帰着できると思います。

果たして米国の精神文化と日本の精神文化が同じかと言えば、必ずしもそうではないと感じます。「お前がナンバーワンだ」と言われるよりも「食らいついてこい」と言われたほうがやる気でますもの。しかし、明文化熱心な欧米とは異なり、暗黙の習慣で動く日本では日本の精神文化が特段理論化されているわけではなく、その理論的未発展がゆえに不合理に思われるというのが私の結論です。

したがって、「不合理な練習をメニューとして組み込む」のではなく「選手を強化あるいはモチベートするためなら、一見不合理であっても不思議ではない」
であるのが答えになるのではないでしょうか。プライオリティは選手能力の向上にあるべきです。>
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じっくりと・・・
横井さんのコメント、何度も読み返しております。
ありがとうございます。前提にラグビーを嫌いにさせない、ラグビーに興味をもってもらえる環境作りがありました。
みなさんの考えが新たな「考えの整理」のヒントに、これからも、思うところをおきかせください。私も、また考えが整理できた段階で質問させていただきます。
Re: じっくりと・・・
はい、結構でした。また、よろしく、、、
No title
恐縮です。
ひとつ提案なのですが、コーチがホワイトボードに「こういう動きをして欲しい」と言うように、
ブログでも図や写真などを用いて解説していただけると大変ありがたく思います。
(とはいえ、自分にはその実現方法がわかりませんが。。。)

とくに接近プレーに関しては細かい動きを現場でしか教わることが出来ず、
図などを用いて基本原理を教えていただけると理解度が向上します。
Re: No title
いつも申し上げているとおり、「具体的に答えろ」という為には、具体的に「あなたの状況」を言って頂かないと何も言えません。あなたは、今どのレベルのチームで、何をしている方ですか?今迄「接近プレーについて細かい動きを教わったというのは、誰からですか?
「接近アタック」について私は、言葉や、配置図などでも表していますし、9月22日のブログで、それをやるのに「先に鍛えておくべき要件」の話もしました。そのあたりは、どこまで進んでいるのですか?
とにかく、これ以上のことは、いくら図に書いても、言葉で言っても、状況に応じたお答えをするのは難しいと思います。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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