2012. 09. 18  
先日、15才レベル?(ラグビースクールチームおよび中学校チーム)の全国大会が水戸で開催された。この決勝戦を見ている限りは、身長180cmを超えるプレーヤーもおり、またプレーも敵をかわし、ソツなくつなぐなど、素晴らしいことができる子が居るのは、頼もしいことである。但し、目標としている選手が外人であったり、その選手の真似で片手プレーであったりするのが、若干気がかりなところがあるが、、(
また、18才レベルの高校日本代表がフランスに勝つなど、この辺のレベルまでは、身体および身体能力を、戦略・戦術でかわして、外国チームとも対等以上に戦うことが可能であることも、示すことが出来た。
しかし、この先問題で、諸外国の「クラブ組織下でのプロラグビー化の波」によって、ますます開いていく身体および身体能力の差に、対抗する戦略、戦術の補完だけでは、追いつかない情勢になりつつあるように思えるのは、私だけだろうか?
日本代表チームが、今一度、日本のラグビーを世界認めさせる為には、日本人特性である敏捷性、巧緻性、耐久力などを駆使した「日本オリジナルなラグビーを創造する」しかないのでは?と思われる。
それには、まず環境の変化によって退化してしまった日本人の特性を、長いスパンで考えて、しかるべき時期に合致した鍛え方をして、 再生した上に、各ポジションの役割分担を明確にして、その役割を完遂できる職人プレーヤーに育てあげて、さらに、そのプレーヤーを組織立った緻密な戦術で動かして勝つ、このような方法しかないのではなかろうか?
そのための一つのアイデアが、全寮制のラグビー専門高校や、大学校を設立するなど、共同生活をさせながら、究極コンタクトに耐える身体つくりと、日本オリジナルなラグビー完遂のために必要な知能スキルなどを取得できる環境を、整備することではなかろうか?
しかしながら、現在の日本ラグビーのいろいろな現場を渡り歩いて感じる一番の問題は、このような体系立った考え方が希薄で、すぐ手に入る海外の情報を鵜呑みにしたり、日本人には適しないのに真似をしたり、甚だしいのは本質を間違って取り入れたりしていることが多いという状況である。
ついては、専門学校が出来ていない現在の状況であれば、いまの高校、大学の指導者に、期待するしかなく、また切にお願いしたいのは、現代の日本の若者の身体と身体能力を十分に観察し、どうすれば日本人のDNAを呼び覚ますまで鍛えあげられるか考えてもらい、それによって出来るオリジナルなプレーを植え付け、さらにそういったプレーヤーが実行可能な「ゲームの組み立て」を創り出し、きっちりプレーヤーに落とし込んでほしいのである。
またプレーヤーは、自分自身「うまくなりたいという思い」を強く持ち、その為の個人練習も自分で考えられるようにし、なおかつ、ゲームでグランドに立てば、チームのため自分自身で状況判断し、的確に動こうとする意志を持つようにして貰いたいのである。

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Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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