2012. 09. 25  
さて、ソニー・ビル二つ目の素晴らしいプレーは、「パスをする際に、少し対面をズラセて自分にひきつけてから、味方に向いて正確パスをすること」であり、これでトライ二つアシストした。これもオールブラックスの選手の多くができるプレーになっているはずであり、昔の時代の日本人プレーヤーでも多くの人ができたプレーだが、いまの日本人プレーヤーで出来る人は少ない
また今は、日本へ来た外人コーチ、或いは外国でコーチ講習受けてきた多くの日本人コーチが「敵をひきつけるために、まっすぐ走って、前を向いたまま味方を見ないでパスをせよ」と教えるのが、広まっている節があって、私が現場で、この間違いの是正をするのに、困っているのである。

だから、この正解は「ソニー・ビルの真似をしなさい」ということになる。但し、これは言うほどやさしいことではない。

このためには、自分がどのようなコース(ゴールラインに対してどれくらいの角度)で走っているか、 自覚出来ないといけないし、それをどこかで直角になるように立て直し、対面およびバックアップを自分に向かせてひきつけた上に、今度は味方に正確なパスをするために、味方の方を見て放る必要があり、だいぶん練習することが肝要である。

さらに、これよりもっと上等なプレーは、ディフェンス対面のコースに入るまでズラシゼロセンチまで接近して、真近にエキストラマンを入れる、或いはループさせるということが「究極の接近パス」で、これが出来るようになればソニー ・ ビルの上を行くことになる。(
この場合、ぶつかる前にやるのだから、簡単に出来そうだと思われがちだが、ちょっとタイミングがハズレると猛タックルを喰らうわけだから、逆に当たっても大丈夫というコンタクト力をつける必要があり、また、 「間合い」という概念、対面を自分の有利な方向に動かす「スキル」をも自由に使えるようにならないといけない、ということになる。
さて皆さん、「挑戦してみませんか!!」


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Comment
すいませんお聞きしたいのですが横井さんは昔のラグビーが今のラグビーよりレベルが高かったと思いますか?
Re: タイトルなし
ブログを参考方、、、
昔の方がレベルが高いって事ですか?
No title
夢をみたまま逝かせてやれよ。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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