2013. 01. 11  
さて、最初のテーマ「如何に良い精神状態を保つか?」これは、やはり「習うより、慣れろ」じゃないでしょうか?しかし、これを行う環境が、昔と今では驚くほど変わっているという認識が必要であることを、一例でもって示してみよう。そのために、まず私の拙い経験を、お話させてもらおう。

私が早稲田大学ラグビー部に入った時は、同期23人の内、ラグビー素人は私を含め人、身体は163cm、体重63kg、走力は100メートル13秒台、性格は大阪のボンボンで、人前に出るのが苦手の赤面症、大阪人にも関わらず口下手で、1年春の納会時も「何もできません」と言ったら、「君が代でも歌え」と言われて、本当に歌ったというザマだった。

しかし、ラグビーに関しては、この物心ついていて、当時日本ラグビーのBKでは最先端を行く早稲田のノウハウを、白紙に赤インクが染みるが如く習いそれを自分で出来るには、どうすればよいかを、曲りなりにも自分で考えることが出来、自分でコツコツ練習出来た時期に始めたのが、幸いした。

すなわち、高校までバスケットをやっていた者が、名門早稲田のラグビーで、ゲームに出るには、並みいる先輩を倒さなければならない、それにはどうするか、タックルしかない、まずタックルを覚えようとしたのである。

そこで、タックルの構成要素は何かと考えて、
低い姿勢でタックルポイントへ行く・・・姿勢はバスケットで鍛えていたのでOK、ダッシュ力は短いシャトルランで磨いた
肩で当たって、バインドで引いて倒す・・・肩は出来ていなかったので、フッカーがフッキングの練習で使っていた「スクラムの形の首入れ木型に薄いパッドを張ったもの」にバンバン当たって、2~3ヶ月で掴んでも指が入らなくなるまでに鍛えた。バインド力は、もともと小学校時代から器械体操が得意で、懸垂は30回、逆上がりは勿論、蹴あがり、前・後転ができる腕力身のこなしをもっていた 
タックルが「怖い」と思わずに行けるメンタル面の強化・・・これには、昔は上級生の「シボリ」というのがあった。つまり、上級生が足を蹴上げて走ってくるのに「生タックル」するのである。私も最初の生タックルで、耳を切ったが、これくらいのものかと「怖い痛い」を吹っ切れた。

ということで、「タックルを習い慣れて怖がらずにできるようになる」という精神状態がつくれ、上級生を倒して、一年生の早慶戦にデビュー出来たのである。

しかし問題は、のラグビー現場では、こうは簡単にいかないということであって、私が経験した事より、はるかに難しいことを、基本身体能力ない若者要求するようなやり方で進められ、完遂できるようになるには、大変な時間手間がかかるということなのである。

その理由は、また、明日、、、


          
関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
③:テーマ提案あり
NEW Topics
コメント:③
①:アタックについて
コメントあり:②
変なコメントあり
⑨:変なラグビー
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR