2013. 02. 15  
さて、一昨日のコメントをなぜ取り上げたかというと、まさに私が現場に復帰した12年前の数年前(15年以上前?)には、まだ「前へ出るディフェンスが普通に行われていて、それが常識だった」と書かれていたからである。
推察するに、 その後、外人コーチが多くなり、トップリーグが発足したりして、急速に「待ちディフェンス」が流行し、私が現場に戻った12年前は「待ちディフェンス一色で、それが常識だった」ということに変わっていて、私がびっくりしたということのようである。
そして、現在指導者として高校生や大学生を教えているコーチの多くが、当時の待ちディフェンスを実践していたので、私が推奨する「前へ出るディフェンス」(小よく大を倒すには、エネルギーの法則から言っても、小が前へ出てスピードで圧倒するべきという考え方)に、取り組みにくいという面があったのも、仕方のないことだと思われるのである。

しかし、私がアドバイスした来た京都成章御所実尾道佐賀工高校日本代表などの多くのチームが(数年前の花園で、御所実3―0京都成章の素晴らしいディフェンスゲームがあった、昨シーズン花園で尾道が東福岡を追い込み、御所実が常翔学園を追い込み、昨年の高校日本代表はフランスに勝ったなど)、また関西学院大帝京大東大などの大学が(数年前の関西学院大の関西リーグ2連覇の時期、帝京大の大学選手権4連覇など)、「前へ出るディフェンス」に、それぞれの現場の強力な指導者自らが積極的に取り組んでくれて、そのディフェンスで成果をあげてくれているのは確かであり、その流れは日本のトップリーグみならず、昨今の外国チームの激しいディフェンスぶりを見て、世界のラグビーへの波及にも大いに貢献したのではないかと、自負している。

なお、そういう前へ出て激しいタックルができるように「心と体を鍛えられた個人」の典型的一例が、京都成章高→帝京大と進んだ坂手選手である。先日のパナソニック戦前半の帝京⑫のインターセプトトライは、その直前の坂手タックルで敵のパスが乱れたことによるものであったなど、タックルしまくりの大活躍は、見てもらったとおりであり、先に名前をあげたような学校の現場指導者努力で、あの「局面をかえるようなタックルができる選手を鍛えあげる現場」が出来つつあるのであり、これこそが、2019年の日本代表選手育成は、このような時期から時間をかけて基本からやらなければならないということの見本なのであって、私が12年以上もかけて、意図してきたことなのであります。


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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で
17キャップ(キャップ対象が少なかった)

1968年オールブラックス・ジュニアに勝利

1970年以降5シーズン代表主将(歴代最長)

1973年英仏遠征、日本ラグビー初の海外
テストマッチ、世界最強のウェールズと対戦
上の写真は、その時の幻のトライ

2000年現場へ戻り、100数チームを指導

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