2013. 02. 27  
また、ソチ冬季オリンピックのメダル候補として、16歳の角野友基君が、 名乗りをあげて来た。スノーボードのエアーアンドスタイルの部門で、昨年12月に行われた世界大会でアジア人初の優勝、それも史上人目のトリプルコークという技を完遂しての結果という。これで、女子のスキージャンパー16歳の高梨沙羅とともに、期待される人となった。

本当に、このような若い選手が、世界の晴れ舞台に出てきてくれることは、日本の他のスポーツをやる者にとっても、大変心強いことである。
さらにフィギュアスケートの面々など、これら、個人競技で世界と戦えるようになった選手は、小さい時から本当に時間をかけて、日本人のDNA呼び覚ます鍛え方をして、そして「自分自身がその競技を好きになり、うまくなって目立ちたいとの強い思い」に支えられて、成長してきたものと思われる。

また、先日ソチ出場を一番早く決めた「女子アイスホッケー」は、サッカーの「なでしこジャパン」の大活躍に刺激を受け、一旦引退していた選手が、もうひと踏ん張りと復帰、若い選手とともに手弁当で励んで、この成果をあげた。
これは個人競技の各自が強くなる上に、「チームとしての思いを共有し、目標達成に向けて一致協力してきた」という要素も加わり、チームとしての結果につながったものと思われる。

しかし、ラグビーはこの上に、体と体をぶつけあうというコンタクトがあって、それが心理面にも大きく影響し、なおかつチームとして心を合わせるというところでは、15人という最も多い競技人員の中でやらねばならず、また、グランドは一番広く、そしてゲームは長時間にわたって止まらない、さらに幾多のシチュエーションがあるところで、プレーヤー自身が状況判断をして、ルールにそったフェアプレー精神で、即刻自分で動かねばならないという、本当にすべてのスポーツの中で「最も厳しく心と体と頭を鍛えた者にしか出来ないスポーツ」といえるのではないか。

そして、今の若者には大変教えるのが難しいこのスポーツの指導を、ラグビー指導者は、現場四苦八苦しながら、必死に努力しているのであって、「ラグビープレーヤーをどのように鍛えるか」は、本当に大変で、軽々に論じて貰ってはとの感が、深いものなのである。



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ラグビーを盛り上げよう
横井さんが高校ラグビーを中心にレベルアップをはかってはりますが、大学・社会人にも何かできることはありませんか?昔の関東学院みたいに、もっと昔やったら重戦車明治に戦う軽量早稲田みたいに観て楽しいラグビーをするチームを観たいです。最近なら帝京みたいに。力勝負をいなすような。
Re: ラグビーを盛り上げよう
横井です。大学は帝京大、関西学院大はじめ10数校にアドバイスしましたよ。社会人は近鉄、三菱などやってみましたが、ちょっと元からやり直さないといかんので、シンドイですね。いま大学のチームが伝統、特徴が無くなっているのは残念ですが、これももう戻らない可能性大で、また、特徴を出すにしても、時間がかかるでしょう。「力勝負をいなすような」とは、どんな意味でお使いなんでしょうね?
No title
早速のお返事ありがとうございます。「柔よく剛を制す」のような感じでしょうか。最近のラグビーは強い人間の突進に頼りすぎに思われます。特に先日の神戸、スーパーラグビーのレッズVSワラタスなどは突進+ノックオンが目立つ試合でした。当然ラグビーですから力は必要ですが、それ以外の何かで強みを作れればよいのですが。
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プロフィール

Yokoi Akira

Author:Yokoi Akira
横井章(よこいあきら)

ラグビークリエイター
現役時代は左CTB、ジャパン10年で17キャップ
    (当時は、キャップ対象試合が少なかった)

1968年、オールブラックス・ジュニアに勝利
1970年以降5シーズン日本代表の主将を務める
    (いまだに、歴代最長記録)
1973年、英仏遠征、日本ラグビー史上初の海外
     テストマッチ、当時世界最強のウェールズ
     と対戦、写真は、その時の幻のトライ
2000年、現場に戻り、100数チームにアドバイス

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